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お知らせ♪>  『聖恋さんが退室しました。さよならなんて言ってあげないんだからっ!  (10時35分42秒 - 2017年08月16日 / FL1-125-197-187-63.chb.mesh.ad.jp)

お知らせ♪>  『聖恋さんが入室しました。ゆっくりしていってね!!!  (10時35分33秒 - 2017年08月16日 / FL1-125-197-187-63.chb.mesh.ad.jp)

お知らせ♪>  『彩愛さんが退室しました。さよならなんて言ってあげないんだからっ!  (00時45分46秒 - 2017年08月16日 / d3dc3e9bf.oct-net.ne.jp)

彩愛 > そう言う人間にだけ許された自信。 裕士はそう言ったものでいつでも満たされている。 きっと何も考えていないが故の行動だ。変に断れば彼のプライドが傷つくだろう。景子は苦笑しながら意を決して彼の自転車の後ろにそっと乗り彼の肩に手を置いた。  

彩愛 > それはきっと彼の自信からくるものなのだと景子は気づいた。 人に嫌われたこともないし誘いを断られたこともないのだろう  

彩愛 > そしてすぐ、それは諏訪裕士だからできることなのだと思い知った。 そこまで仲がいいわけではない自分にもこうした申し出が気軽にできてしまうこと。  

彩愛 > 気安く接するおとこ友田氏がこれまでにいなかったわけではないし、あからさまに口説かれたこともあるが、この時の裕士は今までの経験のどれとも違い、自然体で景子は驚き、戸惑う  

彩愛 > その声に戸惑いを覚える。 景子はよく近寄りがたい印象があると言われるが。意識してのことではないが、自分の表情がそう思わせるらしい  

彩愛 > 「おなじほうこうだろ?  送っていってやるよ」  

彩愛 > 「後ろ載るか?」  いきなり荷物を取り上げられ、唖然としている景子に向けて裕士が唐突に言った  

彩愛 > ふいに裕士が景子の手から鞄を無造作に取り上げ自分の自転車のかごに入れた  

彩愛 > 確かに景子の周りもクラスメートたちの大半は塾通いで家庭教師は珍しいだろう  

彩愛 > 裕士は意外そうにつぶやくと、サッサと自転車にまたがる家庭教師を付けているのが珍しかったんだろう  

彩愛 > 「あぁ、今日は家庭教師が来る日だから」   「へぇ、そうなのか」  

彩愛 > 裕士の目が驚くほど黒く深い色をしていた。 そう訊ねながら自分の自転車に鍵を差し込む  

彩愛 > 「そうか」   「桐野、お前も今帰り?」  

彩愛 > 「天野は本当に頑張ってんだ、一年の時から。 この夏だって誰よりきちんとやってた」  

彩愛 > 裕士は薄く笑う。 一瞬遠くを見つめる仕草をした後で深く頷いた。  

彩愛 > 「聞こえたんだ。関東で優勝だなんて本当にすごい」  「あぁ」  

彩愛 > 裕士の声はあまり感情のくみ取れない何気ない声だった。  景子は頷く